目次
生命保険料控除つき保険 vs 資産運用シミュレータ
生命保険料控除つき保険 vs 資産運用シミュレータ
合計の比較(最終時点)
保険トータル
–
返戻金:–
節税を毎年積み立てた将来価値:–
節税を毎年積み立てた将来価値:–
運用(同額を年利で積立)
–
将来価値(年末積立):–
差(保険トータル − 運用)
–
–
年次推移(見える化)
最終内訳(スタック・バー)
詳細(内訳・前提)
支払と受取の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 総支払額(= 月額×12×年数) | – |
| 保険:返戻金(入力または率から算出) | – |
| 保険:節税(年間・概算) | – |
| 保険:節税(累計) | – |
| 保険:節税を毎年積み立てた将来価値 | – |
| 運用:将来価値(年末積立) | – |
生命保険料控除の計算式(新・旧制度/一般枠)
新制度(上限: 所得税4万/住民税2.8万)/
旧制度(上限: 所得税5万/住民税3.5万)
※段階式と上限はコードに実装済み
※段階式と上限はコードに実装済み
シミュレーションで感じてほしいこと
「生命保険料控除で節税できるから」と積立型の保険に入っている方は少なくありません。
確かに、毎年の所得税・住民税が安くなるのは魅力的です。
しかし──本当に「節税のために保険」という選択が得なのかどうか、冷静に比較したことはあるでしょうか?
積立型保険の返戻金と、同じ金額を資産運用に回した場合の将来価値をシミュレーションすると、意外な結果が見えてきます。
節税効果は思ったより小さい
生命保険料控除には上限があります。新制度なら所得税は最大4万円、住民税は最大2.8万円までしか控除されません。
つまり、どんなに大きな保険料を払っても「節税できる額」は頭打ち。特に高所得層でも、節税効果は想像より小さいケースが多いのです。
保険のお金は「死に金」になりやすい
保険料として払い込んだお金は、原則として途中で自由に引き出せません。
途中解約すれば元本割れのリスクも大きくなります。
生命保険料控除は確かにうれしいのですが、その年に払い込んだお金は低金利で運用され続けます。
具体的には以下シミュレータでシミュレーションしてみてください。
返戻金/返戻率によっては、何十年と超低金利で運用され、まさに「死に金」になる可能性があります。
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資産運用との比較で見えてくる差
今回のシミュレータでは、
- 毎月の積立額
- 積立期間
- 課税所得(限界税率)
- 想定運用利率
を入力するだけで、
「保険(返戻金+節税の将来価値)」と「資産運用」のどちらが有利かを簡単に比較できます。
実際に試してみると、節税メリットを含めても「運用のほうが資産形成に有利」というケースが少なくありません。
メッセージ
もちろん、保険には「保障」という大きな役割もあります。
ただし、「節税のために保険に入る」という考え方は危険です。
保障が本当に必要かどうかを見極めたうえで、余剰資金は運用に回したほうが効率的であることが多いのです。
まずは、このシミュレータでご自身の条件を入れて確かめてみてください。
「控除で得しているつもりが、実は運用の方がずっと効率的だった」という気づきを得られるかもしれません。

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